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2026年9月29日

洗濯ネームの校正で見るべき項目——発注前のチェックリスト

洗濯ネームの校正データが届いたとき、「ロゴの位置は良さそう」「記号も並んでいる」と見た目だけ確認して、そのまま発注してしまう方は少なくありません。ところが、縫い付けたあとで混率の数字の誤りや、表示者名の抜けに気付くケースは実際に起きています。一度縫い付けたネームを付け替えるのは、作り直すよりも手間がかかります。

結論から書きます。校正では「法律で必要な項目がそろっているか」「中身が製品と一致しているか」「実物のサイズで読めるか」の3点を、順番に確認します。私たちはアパレルOEM会社として、発注前の最終確認を次のチェックリストの形で行っています。

1. まず必要な項目がそろっているか

衣料品の洗濯ネーム(品質表示)には、家庭用品品質表示法にもとづく繊維製品品質表示規程で、表示すべき事項が決められています。校正ではまず、次の項目が抜けていないかを見ます。

見落としが多いのは表示者名と連絡先です。ブランド名だけが入っていて、会社名や連絡先がないデータはそのまま発注できません。

2. 組成表示のチェック

繊維の名称は指定用語か

繊維名は、規程で定められた指定用語で書く必要があります。「コットン」「ポリエステル」のように、指定された表記になっているかを確認します。商品名や愛称のような呼び方は、そのまま組成欄に書くことはできません。

混用率の合計と並び順

数字の打ち間違いはもっとも多いミスです。合計が100%になっているか、混用率の大きい順に並んでいるかを確認します。生地の仕様書や生地メーカーの資料と、1文字ずつ突き合わせるのが確実です。

部位ごとの表示

表地と裏地、身生地とリブのように、部位で素材が違う製品は、部位ごとに分けて表示するのが基本です。仕様変更で途中から生地が変わった場合、ネームの組成だけが古いまま残っていることがあるため、最新の仕様と照合してください。

3. 取扱い表示(記号)のチェック

記号の選び方そのものに迷う場合は、素材の特性と洗濯試験の結果を根拠に決めるのが原則です。見た目がそろっているかではなく、根拠があるかで判断してください。

4. 表示以外の記載のチェック

原産国表示やサイズ、品番などは、家庭用品品質表示法の義務項目ではありませんが、洗濯ネームに一緒に入れることが一般的です。入れる場合は内容の正確さが求められます。特に原産国は、実際に縫製した国と一致しているかを必ず確認します。生産工場の変更があった製品では、ここが古いまま残りやすい項目です。

5. 実物サイズで読めるかのチェック

画面で拡大して見ると問題がなくても、実寸では文字がつぶれることがあります。校正データは100%の大きさで印刷し、次の点を確認します。

6. 発注条件のチェック

最後に、表示の内容ではなく発注そのものの条件を確認します。素材(ナイロン、サテンなど)、サイズ、カット方法、枚数、色(地色と印字色)が、見積もりや依頼内容と一致しているかを見ます。品番が複数ある場合は、どのデータがどの品番用かを取り違えないよう、ファイル名と中身を照合してください。

7. まとめ

洗濯ネームの校正は、「必要な項目がそろっているか」「製品の実際の仕様と一致しているか」「実寸で読めるか」の3段階で確認すると、見落としを防げます。とくに混用率の数字、表示者名と連絡先、原産国の3点は、縫い付けたあとに発覚すると手直しの負担が大きい項目です。校正の段階で、仕様書と1項目ずつ突き合わせる時間を取っておくことをおすすめします。

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